ひさしぶりに

磁石のような体験をする。
たぶんよさこい以来。
中国はちょとためらいがあったし。
今日は学校で待ち合わせをしたんだけど、
友人は私の都合を知ってか知らずか、大寝坊をしてドタキャン。
ドタキャンのような気がしてたのに、
なぜかひきつけられるまま、学校へ行く。
なんか懐かしかった。
後輩の有無を確認し、なんだか部室が呑んだくれたい雰囲気だったので、
かわいい小瓶ワインを買っていく。
すごく好評。
すぐなくなる。
なんだか物足りない。
後輩はこれからクラス会というので、
いいよ、一人で呑むから、という私のつぶやきで、再び酒屋に行く。
大学時代の行きつけの酒屋さんでまた試飲。
いいのが入っているのね。
おすすめの日本酒とおすすめの焼酎を教えてもらい、
芋焼酎を買って帰る。
おいしいのね、芋って。
「いも〜って感じのがいい？」
と聞かれ、「うん、いも〜って感じのがいい」と即答。
ぎゃーぎゃー呑んで、クラス会に遅刻しそうになった後輩を
「安心せい、これを1日で呑む度胸は私にはない」となだめ、見送る。
と、だいぶ本題からそれたか。
まぁ、あの空間も磁石のひとつだけど、
会いたかった人がいるのです。
それがもうひとつの磁石。
仕事で忙しそうだから、行くのやめようって思ってたんだけど、
なんか前日に行くことにしてるし、
磁石ってわがままのことかもしれない、と思う。
でも行ってみると、相変わらずで、
ハムスターが一生懸命車輪の中を走るように仕事していた。
一緒に呑み会に誘っていた先生が、どうも、めんどくさいなぁ、という雰囲気を漂わせ
断りそうな様子だったので、
直談判だ〜、真っ暗な校舎の中を研究室から研究室へと渡り歩く。
電気ついてるのに不在で直談判ならず。
残念。
いま、学校は一番忙しい時期らしい。
こんなに遅くまで残らなくても良いのになぁとふと思う。
もう、私にわかるのは、待ちあわせ場所に来るか来ないかだけである。
当日答えのわかる玉手箱。
今回、実はそういう参加者が多い。
ごめんよ、みんなが忙しい時期に夏休みで。
「彼女たちはまめですね。」といわれても、
とてもその「まめ」に訂正を入れたくなる。
違うんです、もちろんみんなとまた会いたいという、同窓会みたいなもんではありますが、
初めは、わたしが一人の中華はさびしいのでみんなに付き合ってもらおうかと・・・。
かなりの我侭である。
でもその話に乗ってくれる人達だからまたすごい。
あ、また話がそれてるか。
そう、ハムスターの仕事部屋。
いや、ちがう、ハムスターのように働いているあの人がいる仕事部屋。
ちょうど、初級の試験日だったということもあり、どうも騒がしい。
テスト問題の回答をR老師が聞きに来ると、
その場で答えを作成。
まず問題を作ったときに答えを作らないか？という疑問を飲み込み、
「何度見返しても、問題にミスが出てきちゃうのよねぇ」「そうだよね」
というやり取りに、
いや、そこで問題の答えを作っていれば、ミスに気づくんじゃ、という突っ込みを飲み込む。
下では後輩がテストできなかったぁ〜、どうしよう・・・。という1年生独特の心配事を聞いてきた分、
いや〜やっぱ、大学は懐が深いわ、と思う。
毎回、研究室に行くと、R老師に会うので
最近気を使ってかR老師が研究質の扉を閉めてくれるようになった。
扉をみつつ、この閉まった扉できっとソシュールの何とかとか話が作れそうな気がするとふと思う。
その閉まった扉の中で、「なんかあった？」とふとポツリと聞かれる。
ふぅっと肩の力が抜けてしまうこの静かな空間。
きっとこれも磁石。
思わず、「仕事、片付いてからで良いですよ」
と、素直に答えるのがもったいなくて、話をそらしてしまった。

私の夏休みはもうすぐ終わり。
これから向こうは長い夏休み。
きっと磁石に出会えるのはずっと先のことでしょう。
食事に誘われて、「最近レジ締めはかりだから9時過ぎちゃうけどいいんですか？」と答えていなければ、もっと近い日に出会えたかもしれないけれど・・・。

反省・・・。