見てきました。

2001年2月21日
見てきました。
野田秀樹一人芝居。
すごかった。
言葉が出なかった。
放心状態。

淋しくて、思いっきり泣きたくて、
でも泣けなくて、
強がってみたりした。
何かを突かれたような気がする。

ただどんな言葉を並べても、
空虚で、届かなくて。
昔、言葉が怖かったのを思い出した。
「愛」とか「好き」とか、真実に近いようなな言葉を話していると、
この言葉が本当に伝わっているのか不安になる。
たとえば、
「あなたが好き」も、
「バナナが好き」も
同じ「好き」って言葉を使ってるけど、
意味は違う。
言葉にならない思いを伝えようとすればするほど、
誤解されてるようで、
嘘をついてるようで。
私の意図する意味と同じものを
必ずしも空いても考えるとは限らない。
だから言葉は怖い。
あの時、私の「好きですよ」は
きっと届かなかった。

アンケートに書き並べた言葉は空虚だった。
言葉じゃ伝わらない。
なのに頭の中では言葉があふれ出してる。
言葉か空虚なことを知りながら
言葉を求めている。

妙にすっきりした芝居だった。
どっしりとした空気感があった。
笑った。
面白かった。
ただ笑った分だけ淋しくなった。

いい芝居を見た。




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